こんにちは、運営者のハックです。
今回はデイトラJavaコースに付随している転職支援編について、職務経歴書の内「職務経歴の詳細」の作成ポイントについて学習した記録です。
あにゃ?
前回の記事て言っていた「個人開発経験」の項目は飛ばすのにゃ?
ポートフォリオを作成していない(現在作成中)のでいったん後回しにします。。
身に付けてきたきた経験でエンジニアでも活躍できることをアピールしよう
今回は自分がどのような仕事を行ってきて、どのような技術を身に着けたのかを詳しく記載する「職務経歴詳細」の記載方法について学習しました。
引用:リクルートエージェント
一般的な職務経歴は上記の画像の例のように記載しますが、今回の場合、未経験からエンジニアになるため直接的な経験は活きてこないです。
だからこそ経験してきたことを抽象化させ、「エンジニアとしても活躍できます」ということをアピールするために書きます。
定量的にとか前回のサマリーと同じく公務員にとっては記載するのが難しい内容なのにゃ。
こんなのどーやって記載したらいいのにゃ?
デイトラでは公務員のように成果を数値で表しにくい場合など、職務経歴書が書きにくい人向けに場合分けに応じてアドバイスしています!
成果を数値で表しにくい場合に職務経歴を書くコツ
- 「どんな課題に対して、どう考えて、どのような行動をしたのか」を丁寧に記載する
- なんとか数値で表す工夫が必要(相対的な指標で数値化する、感覚的でも良いから無理やり数値化する 、数値が厳しければ、周りから評価して貰った言葉を添える)
- 受賞した経験などある場合は、どのような賞を受賞したのか余すことなく書くこと
他にも「アルバイト経験が長かった場合」や「職歴が多い場合」、「職歴に空白がある場合」などの職務経歴書が書きにくいパターンについてもアドバイスがあります。
職務経歴の具体的な記載方法を学ぼう!
職務経歴は以下の項目に沿って記載していきます。
- 職務経歴
例:OOOO年 O月~ OOOO年 O月:OO部署へ配属 - 主な担当
担当職種(役割)の中で、主にどんな担当だったかを箇条書きで記載
読み手にとってあなたが具体的に何をやっていたかを簡潔に記載 - 目標と課題
業務の中で自分の目標だったことを記載
目標はできるだけ数字を使って定量的に書く
思い出せない人 or なかった方は、一番頑張った(成果を残したこと)仕事を箇条書きで記載 - 目標達成戦略として以下を実施
業務の中で自分の目標だったことに対して、自分が、何を考え行動したかを記載
実施したことはできるだけ数字を使って定量的に書く。 - 成果
業務の中で自分の目標だったことに対して、成果を書く
テクニック:目標数字を100%とした時、結果がどうだったかを目標達成率として数字で記載!(庫内業務時間の箇所) - 学んだ点
ミソは学んだことだけでなく、エンジニアとしてその学びがどう活きるかを記載
ここで読み手にとって「確かに今は開発未経験でも、エンジニアとしても活躍してくれそう」と思わせれたら勝ち!
私の場合で考えますと、10年の国税局(税務署)勤務中に大きく分けて【管理運営部門】【徴収部門】【業務センター室】の3つの部門のエピソードがあり、その中からピックアップして職務内容に分けて記載する必要があります。
今回はそのうち数値化が最も難しい【管理運営部門】の職務経歴の詳細を紹介します。
実際に職務経歴の詳細を作成!
身バレ防止のため、ここでも具体的な国税局名と税務署名、年度は伏せておきます。
職務経歴と職務内容
20XX年4月~20XX年7月 〇〇国税局 入庁
職務内容:窓口・電話対応事務・内部入力事務・徴収事務
【管理運営部門】 20XX年7月~20XX年7月 20XX年7月~20XX年7月 配属
(国税局(税務署)の人事異動は4月じゃなくて7月なんだにゃ)
主な担当
- 来署や電話で相談した納税者に対し税務知識を交えて説明
- 所得税及び消費税申告書の入力事務
- 開業届等の各種届け出書の入力事務
- 督促状発送や還付金振り込み手続き等の債権管理事務
目標と課題
- 納税者が一番最初に接触する部門であるため、幅広い税務知識及び税務以外の知識も必要
- 税務以外の知識取得は各自の自己研鑽に委ねられており、部員間で差が出てしまっていた
- 税務知識の無い納税者に対し、難解な税法の知識を噛み砕いて説明する技術が求められる
目標達成戦略として以下を実施
- 若手職員5名により各自担当する分野を決め、学習した内容を朝会で発表
- また別途資料がある場合は内容をWordにまとめて部員全員に送信
- 自分はFPの資格取得時に学習した保険、投資に関わる税金の制度を発表
成果
- 自分を含めた若手職員が専門的な知識を要約する力と分かりやすく説明する力が身に付いた
- 実際に来署者アンケートでも満足度が前年よりも向上し、職員個人に対し個別でお礼のメッセージが記載されることもあった
- 職員全体の知識向上に繋がったことが評価され、最高評価である局長表彰に選ばれた
学んだ点
- 税務関連の複雑な知識を分かりやすく噛み砕いて説明する技術や、知識を効果的に他者に伝える能力が養われました。
税法とプログラミングは分野がまったく違いますが、専門的な知識を顧客に対して分かりやすく伝える点は共通しており、例えば、クライアントへのプロジェクト説明会や、多様な背景を持つチームメンバーから成るチームでのコミュニケーションで生かされるものと考えています。 - また、自己研鑽と知識共有の推進力が身に付きました。
FPの資格取得自体は業務成績として評価されることがないものの、その過程で得た知識を朝会で共有し部門全体の知識レベルが向上しました。 エンジニアリングの分野では、常に新しい技術やフレームワークが登場しています。自ら積極的に学びを進め、その成果をチーム内で共有することが、プロジェクト成功の鍵を握ると思っています。このような自己研鑽で得た知識の共有は、エンジニアとして仕事をする上でもチーム全体の技術レベル向上に貢献し、より効率的な開発作業の促進へ寄与するものと考えています。
少なくともハックが「何の仕事」をやってきて「どんな課題に取り組んで」「どんな成果があったのか」くらいは分かったのにゃ。
作成した文章が魅力的になっているかチェックするには、どこを見ればいいのかにゃ?
以下のチェック項目が満たされているか確認します。
確認にはChatGPTでプロンプトを作成し、判定していただきました。
- 職種(役割)は書いているか
- 主な業務内容は書いているか、初めて読んだ人でもわかるか
- 目標/課題は、会社の目標/課題ではなく、自分ごとに落とし込んだ目標を書けているか
- 実施したこと、なぜそれをしたか(例. ~~~と仮説をたて実施、など)が書いているか
- 成果は複数書いても良いが、 3 の目標に対しての成果をまず最初に書けているか
- 学んだことをただ書くだけでなく、エンジニアとしても活かせるよう書いているか
【ChatGPTプロンプト例】
職務経歴は以下の{フォーマット}に沿って考えています。
それぞれの{項目}ごとに{条件}が満たされているか、この後あなたに質問します。
先に{フォーマット}{項目}{条件}をお伝えします。
#フォーマット
【経歴】
OOOO年 O月~ OOOO年 O月:OO部署へ配属
【主な担当】
担当職種(役割)の中で、主にどんな担当だったかを箇条書きで記載
読み手にとってあなたが具体的に何をやっていたかを簡潔に記載
##記載例
・OOの実施
・OOシステムを使用した情報の整理
【目標と課題】
業務の中で自分の目標だったことを記載
目標はできるだけ数字を使って定量的に書く
思い出せない人 or なかった方は、一番頑張った(成果を残したこと)仕事を箇条書きで記載
##記載例
・OOの情報が個別のエクセルで管理されており、情報の比較や集計にOO日を要していた。システムを得意としていた私が本件の改善担当として、目標O日で完成すべく取り組むことになり、以下を実施。
【目標達成戦略として以下を実施】
業務の中で自分の目標だったことに対して、自分が、何を考え行動したかを記載
実施したことはできるだけ数字を使って定量的に書く。
##記載例
・自部署では活用されていなかったシステムを活用する方法を提案
・最終的な抽出情報を整理するため他部署〇〇名の実務担当にヒアリングを実施
・ヒアリング内容から入力すべき情報と不要情報を整理 ・必要情報をシステムに入力し、適宜情報を比較したり集計できるようにシステムを構築
・利用者が誰でも簡単に使用できるように操作方法のマニュアルを作成し配布
【成果】
業務の中で自分の目標だったことに対して、成果を書く
テクニック:目標数字を100%とした時、結果がどうだったかを目標達成率として数字で記載(庫内業務時間の箇所)
##記載例
・従来約1ヶ月かかっていた集計資料の作成が目標○週間に対し、○週間で完成するようになった。
・集計資料に存在していた集計ミスが○件から○件に改善。
【学んだ点】
ミソは学んだことだけでなく、エンジニアとしてその学びがどう活きるかを記載
ここで読み手にとって「確かに今は開発未経験でも、エンジニアとしても活躍してくれそう」と思わせられるようにする
{項目}
【経歴】
【主な担当】
【目標と課題】
【目標達成戦略として以下を実施】
【成果】
【学んだ点】
{条件}
職種(役割)は書いているか
主な業務内容は書いているか、初めて読んだ人でもわかるか
目標/課題は、会社の目標/課題ではなく、自分ごとに落とし込んだ目標を書けているか
実施したこと、なぜそれをしたか(例. ~~~と仮説をたて実施、など)が書いているか
成果は複数書いても良いが、 3 の目標に対しての成果をまず最初に書けているか
学んだことをただ書くだけでなく、エンジニアとしても活かせるよう書いているか
【GPTの回答】
【管理運営部門】での職務経歴の詳細評価
【経歴】
条件: 職種(役割)は書いているか
評価: 職種や役割が明確に記述されています(窓口・電話相談事務、所得税及び消費税申告書入力事務など)。期間も2014年から2021年までと具体的に記載されており、条件を満たしています。
【主な担当】
条件: 主な業務内容は書いているか、初めて読んだ人でもわかるか
評価: 主な担当業務が具体的にリスト化されており、各業務の内容が明確で、初めて読む人にも理解しやすいです。条件を満たしています。
【目標・課題】
条件: 目標/課題は、会社の目標/課題ではなく、自分ごとに落とし込んだ目標を書けているか
評価: 税務知識の普及と説明技術の向上を目標として設定しており、これは個人の責任範囲と努力に基づく目標です。個々の課題への対応策も具体的に述べられており、条件を満たしています。
【目標達成戦略として以下を実施】
条件: 実施したこと、なぜそれをしたか(例: ~~~と仮説をたて実施、など)が書いているか
評価: 朝会でのスピーチやFP資格の知識発表など、具体的な戦略が記述されており、これらの活動がなぜ重要だったのか(知識共有と説明力向上)も明確です。条件を満たしています。
【成果】
条件: 成果は複数書いても良いが、目標に対しての成果をまず最初に書けているか
評価: 成果として職員の知識向上、局長表彰の受賞、来署者満足度の向上が記載されており、これらは直接的に設定された目標に対する成果です。条件を満たしています。
【学んだ点】
条件: 学んだことをただ書くだけでなく、エンジニアとしても活かせるよう書いているか
評価: 学んだ説明技術や知識共有の重要性がエンジニアリングの職にどう活かすか(新技術の迅速な学習と共有によるプロジェクト成功への寄与)を具体的に述べています。条件を満たしています。
総評
提出された職務経歴は、各指定されたフォーマットの条件を非常によく満たしており、職務内容の説明が非常に明確であり、目標に基づいた戦略的なアプローチとその成果が具体的に記載されています。特に、学んだ点をエンジニアとしてのキャリアに直結させる方法を示しており、転職の際の説得力が非常に高いです。
「説得力が非常に高いです」と言われてもGPTは基本的にポジティブな反応を示すから、そのフィードバックだけで全てを判断するのは少し怖くないかにゃ?
実は本当の目的は改善案のアイデアを出してもらうことです。
GPTには同じように数回質問し、提示された改善案を取り入れながら作成しました。
この職務経歴の詳細が人事の目から見て魅力的になっているかはデイトラの添削指導を受けて判断したいと思っています。
次は「自己PR」の書き方について学びます。
今回は職務経歴の詳細について学習し、実際に作成しました。
次回は、効果的な自己PRの書き方について学びます。今回の職務経歴の詳細作成と同様、具体的な例を交えながら進めていきたいと思います。
公務員は職業の特性上成果を数量化して書きにくく、職務経歴作成のハードルが高いと思っています。そのようなハードルが高い人でも書きやすいようにデイトラの講義ではヒントを出しているので、作成の際にはとても参考になりました!
また、ChatGPTにも作成の際はとても助けられています。
デイトラの就職支援がなくChatGPTも使っていなかったら、作成にどれほどの時間がかかったいたことでしょうか。両者とも非常にありがたく、有効に使わせていただいます。
以上で今回の学習記録を終えます。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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