Java Silverに挑戦する前に知っておきたい　Java Silver対策編　Day０「Java Silver試験とJavaという言語について」　Java Silver対策編　Day０「Java Silver試験とJavaという言語について」

ハック

こんにちは、運営者のハックです。
この度、Java Silver試験に挑戦することにしました。

今回はJava Silver試験がどのようなものなのかと、Javaの特徴を紹介します。

Java Silver試験に挑戦します！
1. Java Silverはどんな資格試験なの？
Javaという言語について
まとめ　　Javaの特徴を改めて学ぶ機会って貴重かも

Java Silver試験に挑戦します！

引用：Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験 | Oracle University

以前の記事（中級編Day39の会）でも宣言したとおり、この度JavaSilver試験に挑戦することにしました！

Java Silverはどんな資格試験なの？

Java Silver（Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11としても知られる）は、Javaプログラミング言語に関する基礎的な知識とスキルを認定する資格試験です。

この試験は、Oracle社によって提供されており、Java SE 11バージョンに焦点を当てています。

受験者はJavaの基本的な構文、データ型、制御フロー、オブジェクト指向の概念、APIの使用方法など、Javaプログラミングの基本的な知識を理解していることが求められます。

モナ

詳しい受験概要は先ほどのOracle社HPリンクから確認できます！

Java Blonzeは取らないの？

ねこ奈

あにゃ？

SilverじゃなくてBronzeを取得するって言っていなかったかにゃ？

モナ

最初はそう思っていたのですが…

Silverと試験範囲がほぼ被っている
Javaコースの内容がSilverまでの内容を網羅している
Silver対策編の講義がある
取得してもあまり意味がない割に受験料が高い（13,300円）

以上のことから学習ではBronzeのテキストも使用しますが、学習と受験自体はSilver取得を目指すこととしました。

ねこ奈

要は受験するコスパが悪いってことだにゃ？

もなぁ

雑に言えばそういうことです。

Javaという言語について

学習するに当たっては以下のテキストを利用します。いわゆる「黒本」と呼ばれるテキストです。

リンク

本格的な学習記録は次回から紹介しますが、今回はそもそも「Java」という言語がどのような特徴の言語なのかについて、自習した部分を紹介します（一応JavaSilverの試験範囲です）。

Javaってどんな特徴の言語なの？

Javaとは、汎用性の高さと処理の速さから多くの開発者に支持されるサーバサイドのプログラミング言語です。

JavaはWebサーバーのバックエンドシステム、アンドロイドアプリの開発、大規模エンタープライズシステムなど、幅広い分野で使われています。

モナ

Javaの特徴について紹介します。

プラットフォーム独立性

Javaの最も顕著な特徴は、“Write Once, Run Anywhere” (WORA) です。つまり、一度Javaで書かれたプログラムは、どのJava Virtual Machine (JVM) 上でも実行できます。

これはJavaが中間形式のバイトコードにコンパイルし、このバイトコードを各プラットフォーム上のJVMが解釈・実行するためです。

対照的に、CやC++のような言語はプラットフォームに依存するバイナリを生成します。これらの言語で書かれたプログラムは、異なるオペレーティングシステムやアーキテクチャで実行するためには、その環境用に再コンパイルする必要があります。

オブジェクト指向プログラミング (OOP)

Javaはオブジェクト指向プログラミング言語であり、クラスとオブジェクトの概念を用いてプログラムをモジュール化し、再利用可能なコードを作成します。

これにより、大規模なプロジェクトをより管理しやすくなります。

ねこ奈

オブジェクト指向って何だったかにゃ？

なんか中級編で学んだような気がするんだけどにゃあ。

モナ

オブジェクト指向とは、プログラムを作る際の一つのやり方で、まわりにあるもの（例えば犬や車など）を「オブジェクト」として考え、それらがどう動くか、どう関わり合うかでプログラムを組み立てる方法です。

中級編ではカプセル化や継承について学びましたね。

PythonやRubyもオブジェクト指向の概念をサポートしていますが、Javaはその設計が徹底してオブジェクト指向を強調しています。

強い型付け

Javaは強い型付け言語であり、変数の型がコンパイル時に決定され、厳格にチェックされます。

これにより、型の不一致によるエラーを早期に発見でき、より安全なコードを書くことが可能になります。

JavaScriptやPythonのような動的型付け言語では、このような型のチェックが実行時まで行われないため、開発者がより注意深くコードを書く必要があります。

自動ガベージコレクション

Javaは自動ガベージコレクションを備えており、開発者がメモリ管理を意識する必要がなくなります。ガベージコレクションとはメモリ上の不要なデータを自動的に削除する仕組みのことです。

これにより、メモリリークや無効なメモリアクセスのリスクを減らすことができます。

CやC++では、開発者が直接メモリを管理し、不要になったメモリを手動で解放する必要があります。

豊富な標準API

Javaは豊富な標準APIを提供しており、ファイルI/O、ネットワーク通信、データベース接続など、多岐にわたる機能を簡単に実装できます。

これにより、開発プロセスが加速され、再発明の必要性が減ります。

ねこ奈

標準APIについてはJavaコース初級編Day7で学習したのにゃ！

Javaプラットフォーム各エディションの特徴

Javaプラットフォームは、異なる目的とアプリケーションの種類に合わせて、いくつかのエディションに分けられています。ここでは、主要なエディションとその特徴を簡潔に説明します。

Java Standard Edition (Java SE)

目的: 一般的なデスクトップアプリケーションやサーバーサイド開発に使用されます。
特徴: Javaのコア機能（基本的なプログラミングインターフェースやJavaランタイム環境など）を提供します。グラフィカルユーザーインターフェース（GUI）、データベースアクセス、ネットワーク通信、XML処理などの開発に必要な基本的なAPIが含まれています。

モナ

今までの学習はJavaSE17を使用していますが、JavaSilverで用いられるのはJavaSE11です。

Java Enterprise Edition (Java EE) / Jakarta EE

目的: エンタープライズレベルのアプリケーション、つまり大規模なビジネスアプリケーション開発に特化しています。
特徴: Java SEの機能に加えて、分散コンピューティングやマルチティアアーキテクチャのアプリケーションをサポートするための拡張APIを提供します。Webサービス、エンタープライズJavaBeans（EJB）、サーブレット、JavaServer Pages (JSP) などの技術が含まれています。

Java Micro Edition (Java ME)

目的: モバイルデバイスや組み込みシステム向けのアプリケーション開発に使用されます。
特徴: リソースが限られた環境（例えば、スマートフォンや小型デバイス）で動作するアプリケーションの開発をサポートするための軽量APIを提供します。Java MEは、Javaの他のエディションに比べて機能が限定されていますが、それでもポータブルかつ効率的なアプリケーションを作成することができます。