開発の準備をしよう　Javaコースミニゲーム開発編Day１「ゲーム作成のテーマを決めよう」

デイトラJavaコース卒業課題はオリジナルミニゲーム作り

いよいよデイトラJavaコース最後の総仕上げ編に挑みます。
Java中級・プラグイン開発編では、実務レベルのコードを実際に動かしながら学習してきたのですが、今回はいよいよそれを一から作成し、マインクラフトで実行できるオリジナルミニゲームを作り上げることになります。

自分で調べながら自分の作品を1つ、作り上げる、ということが大事です！
動くものである、というのは前提ですが、動かすための過程でしっかりと自走力を磨いていけるので完成させることだけが価値ではないです。
チャレンジして、エラーと格闘したり、うまくいかないのはなぜかを考えながら、進めてみてください！

ゲーム作成の進め方

1. 3つの中からどのテーマにするかを決める
2. 「機能要件」を確認しながら、実装する機能を把握する
3. 開発開始！

鉱石採掘ゲームに挑戦！

鉱石採掘ゲームでは、プレイヤーが制限時間内に鉱石を採掘し、採取した鉱石の種類と数量に応じて得点が決まります。

例えば、鉄鉱石は10ポイント、ダイヤモンドは50ポイントと設定されています。プレイヤーは戦略的に鉱石を選び、たとえば鉄鉱石2つとダイヤモンド1つで合計70ポイントを獲得することが可能です。得点はデータベースに保存されます。

マインクラフトには様々な鉱石の種類がありますが、より多くのスコアを取得するために 取得が簡単な鉱石をたくさん取得してスコアを稼ぐか、 取得の難易度が高くスコアの高い鉱石を狙って採掘するかはプレイヤーの戦略次第です。

ゲームの機能要件

• gameStartコマンドを実行すると「鉱石採掘によってスコアが加算されるモード」に変更されること
  （コマンド名はgameStartでなくても問題ない）
• 鉱石の種類によりスコアを設定すること
  （マインクラフトの鉱石種別にスコアを設定しておく。鉱石毎のスコアは自由に設定して良い）
• 採掘した時点でスコアを加算すること
  （鉱石を「採掘」した時点でスコアを加算させること。鉱石の取得によってスコアは加算しないこと）
• スコアはDBに登録すること
• スコアはリストとして確認できるよう設定すること
• 制限時間を設定すること
• マルチプレイの考慮は不要
• ゲームのスタート位置は鉱石が掘れる状態、または、洞窟内部でスタートして問題ない

鉱石により取得難易度は異なるため、ゲーム性を担保できるスコアを設定しておくことが必要です。
例えば鉄鉱石が10pt、ダイヤモンドが20ptと設定してしまうと鉄鉱石の取得難易度が低いため、プレイヤーは鉄鉱石を多く採掘しようと考えます。
そのため、鉱石のスコア設定がゲームとして機能するかに大きく影響するため、マインクラフトの鉱石の取得難易度を確認しておくとスコアの設定に役立つと思います。

実装が難しいポイント

• 鉱石の種類によりスコアを設定すること
• 採掘した時点でスコアを加算すること

採掘したということをどのように判定するかがポイントです。
鉱石の取得によってスコアが加算されるわけではないため、採掘と取得を正確に判別する必要があります。プレイヤーが採掘を行うというイベントを完了すると鉱石の種別にスコアが加算されるという処理を記載すると良いでしょう。

困ったら公式ドキュメントを確認しよう！

テーマ開発で困ったら、まずはSpigotの公式ドキュメントを確認しましょう。
どんなEntityがあるかわからない、Eventはどういうものがあるのだろうなど困った場合にまず見るべきは公式ドキュメントです。

公式ドキュメント：Spigot-API 
有志の方が書いてくださったイベントリスト：Spigot Event List

おまけ　　鉱石採掘ゲーム開発専用のGPTsを作成しました

『マインクラフトで鉱石探しゲームを作るプロジェクト、とても楽しそうですね！ゲームの作成にはいくつかのステップがありますので、一緒に確認していきましょう。まずはゲームの基本的な構想を固めることから始めます。』

引用：ChatGPT

まとめ　　自力でできることは何でも試してみる

今回は課題の確認をして開発の下準備を行いました。次回から本格的に開発を進めていきます。

以上で今回の学習記録を終えます。

ここまでご覧いただきありがとうございました。